花粉症・アトピー・喘息等のアレルギー疾患を治す!

喘息(ぜんそく)の診断

喘息(ぜんそく)は診断が難しい

喘息の診断基準典型的な喘息発作を繰り返す場合には診断は容易ですが、発症初期で咳程度の軽い症状を自覚する場合には、喘息の診断は困難なことが少なくないようです。

診断の目安としては、
喘息に基づく特徴的な症状、
②可逆性の気流制限、
③気道の過敏性亢進、
アトピー素因の存在(成人喘息では参考程度に)、
⑤喀痰中の好酸球等の気道炎症の存在、
⑥喘息に類似した症状を示す疾患の除外、
などを参考にして総合的に判断します。

喘息の見極め方

気管支喘息の診断は、疑わしい症状・徴候と除外診断からなりたっています。発作性の呼吸困難や喘鳴は、喘息以外の様々な肺や心臓の病気で起きることがありますが、喘息による症状は特に夜間や明け方に起きやすいという特徴があり、症状が無症状の時期を挟んで繰り返すことも特徴的です。加えて、症状が様々な誘因(埃を吸い込む、風邪をひく、痛み止めを服用する、運動する、お酒を飲む、気候の変化、大笑いや大泣きするなど)により引き起こされたり悪化することも、喘息を疑わせる有力な根拠となります。

つまり、喘息には、「ある症状が当てはまれば気管支喘息」という明確な診断基準がないのです。気管支喘息に特徴なのが、胸の音がヒューヒューする喘鳴(ぜんめい)です。

しかし喘鳴は、気管支が狭くなった時に聞こえる音です。そのため喘鳴が聞こえても、「気管支喘息の可能性がある」だけで「気管支喘息と診断できる」わけではありません。

典型的な症状が認められ、かつ症状が他の病気によるものではないことが明らかになれば、臨床的に喘息と診断されます。鑑別のためには、呼吸機能検査や胸部レントゲン撮影、心電図、採血検査などの検査を必要に応じて行う必要があります。

喘息の呼吸困難の特徴は、息を吐こうとするときに気管支が狭くなり、スムーズに吐けないことです。これを、呼気性呼吸困難といい、こうした特徴をもつ障害を閉塞性呼吸障害といいます。閉塞性障害があるかどうかは、呼吸機能検査をすればわかります。

さらに気管支喘息では、β2刺激薬と呼ばれる気管支拡張薬を吸入すると1秒量が吸う前と比べて改善することが特徴的で、これを「気道の可逆性」と呼んでいます。可逆性が認められたということは、逆に言えば、普段は本来開いているべき気管支が十分に拡張していないことを意味しています。

アレルギーとの関係で言うと、喘息は、明らかにアレルギーの関与が認められるアレルギー型(アトピー型)と、関与が明らかでない内因型(非アトピー型)とに分けることがあります。

喘息患者自身に花粉症アトピー性皮膚炎などの他のアレルギー疾患があったり、血液検査をすると例えばハウスダストやダニ、カビ、ペットに対するIgE抗体が見つかったり、あるいは家族にアレルギー疾患があって、喘息の発症にアレルギーの関与が強そうな場合にアレルギー型・アトピー型に分類します。

日本では気管支喘息の6~7割はアトピー型で、特に幼少期に発症する喘息の大半はこのタイプです。アレルギーの関与が強いことを「アトピー素因がある」という表現をすることもあります。

アトピー型の喘息

アトピー型の喘息に関しては、下記のことを確認します。

アレルギー性鼻炎がないか?
アトピー性皮膚炎がないか?
花粉症(スギ・ヒノキ・カモガヤ)などがないか?
動物(猫や犬、ハムスター)に近づくことで発作は出現するか?
古い建物に入ると発作は出現するか?(ダニやカビ、ゴキブリ)
特定の食べ物で咳は誘発されるか?(卵・小麦・牛乳・甲殻類)
特定の薬で咳は誘発されるか?(特にロキソニンなどの痛み止めで発作が出現するか)

非アトピー型の喘息

非アトピー型の喘息の可能性もあるので、アレルギー以外のことも確認する必要があります。

具体的には、

タバコを喫煙しているか?もしくは以前に喫煙していたか?
風邪などをひきやすいか?
仕事や家などで排気物質を吸いやすいか?
気象で発作が引き起こされるか?
アルコールを飲むと発作が起きやすいか?
逆流性食道炎は指摘されたことはあるか?
ストレスや疲労で発作が起きやすいか?
生理のタイミングで発作が起きやすいか?
最近太ったりしたか?
家族で喘息やアレルギー疾患を指摘された人はいるか?
辛い物を食べたときに咳が誘発されるか?
運動で咳が誘発されるか?
夜間に咳や喘鳴があるか?

これらのチェックポイントは喘息の可能性を調べるとともに、他の病気との鑑別にもつながります。

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