花粉症・アトピー・喘息等のアレルギー疾患を治す!

喘息(ぜんそく)とストレス

ストレス性喘息

喘息とストレスの深い関係喘息は様々な要因で発症しますが、その中でも心理的な要因やストレスが原因で喘息になる場合も少なからずあります。特に近年、大人のストレス性喘息が急激に増加しているという事実があります。

成人喘息の場合、喘息の主原因と言われるアレルギーが検査によって見つからないケースも多く、突き詰めて検査した結果、ストレスによる心身症が喘息の原因、つまりストレス性喘息だった、ということが多々あるのです。

心身症とは、身体的な症状が出現する原因に心が深く関わっているものを指すのですが、喘息の他、じんましんや胃潰瘍などの症状があります。

心理的要因が喘息発作と関連することを示す事例として、バラの花粉で喘息発作を起こす患者に造花のバラを見せたところ発作が誘発されたという有名な報告があります。

一般に喘息患者は、性格的には弱く、消極的で控えめ、自分を抑えるなどの気質を持つ人が多いと言われ、喜び、悲しみ、怒り、不安などの感情が高ぶると呼吸が早くなって、過換気発作を起こしたり、気道の狭窄を起こしたりすることがあります。

ストレスと喘息は、素人目には無関係のように思えますが、人の体はストレスを感じると自律神経の働きが乱れ、アセチルコリン受容体が過剰に反応し、気道を収縮させ呼吸困難をきたすことがあるのです。

喘息の症状があるのに、アレルギー検査では特に問題はなく、薬を飲むと一旦は症状が落ち着くがすぐにまた咳や発作を繰り返す場合は、ストレス性喘息が疑われます。

ストレスが続くと自律神経やホルモンのバランスは崩れて身体に様々な影響が出ますが、気管支の収縮は緊張に傾きます。

心理社会的ストレスのなかでは、家族とくに夫や妻を亡くした・亡くすかもしれない時、愛情欲求が満たされない時、自分では対処・解決できない問題に直面した時、生活リズムを崩されるような時、ゆとりのない生活を強いられた時などに生じる情動は、喘息の発症に関係すると言われています。

喘息の悪化は、また発作が起きて苦しむのではないかという不安、頻繁に起こる発作のために仕事に支障が出て、社会生活から落伍してしまうのではないかという不安、もう一生治らないのではないかという不安、周囲の無理解に対する不満、怒りが原因になっていることもあります。

喘息患者自身が、こうした心理的ストレスが関係しているということを自覚していないこともまれではありません。

ストレスは睡眠不足や食欲不振を加速させ、さらに自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。

そして、ホルモン分泌の働きが悪化してしまったり、免疫力が低下してしまったりするのです。

免疫力が低下すると言う事は、アレルギー性疾患全般に悪影響を及ぼします。

喘息もアレルギー性疾患のひとつですので、当然ながら悪影響を受けます。

ストレスが喘息発作の誘因に

さらにストレスは喘息の発作を引き起こす直接的な誘因になります。

喘息患者がストレスを受けると、肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質の分泌が促されます。

加えて、自律神経の乱れが副交感神経を優位に立たせ、アセチルコリンの分泌が促されます。

この両成分は気道平滑筋を収縮させる効果を持っているのです。

気道平滑筋が収縮する事で気道の狭窄が引き起こされ、喘息発作を起こし呼吸困難になります。

さらには、心理的ストレスがIgE抗体の生産を促進し、気道粘膜の過敏性を増してしまいます。

IgE抗体が増えるという事は、アレルギー反応(抗原抗体反応)が起こりやすくなるという事に他なりません。

ストレスは非アトピー型喘息を引き起こす原因とされていますが、実は、アトピー型喘息を引き起こしやすくする原因にもなっているのです。

喘息とストレスの関係

喘息の主原因であるアレルギーは、実はストレスと密接な関係があります。

強いストレスを受けた時、睡眠不足の症状が現れる人は多いと思います。

これはストレスにさらされた脳が一種の興奮状態に陥るため起こると考えられています。

そして、睡眠不足はさらなるストレスを生み出します。

このような悪循環を繰り返しているうちに、自律神経が乱れ始め、免疫機能にも影響を及ぼします。

アレルギーは、本来人にとって異物ではない成分を異物と見なすことで、過剰に免疫機能が働くために起こる反応です。

免疫機能が正常に保たれていないと、少しの刺激が発端となりアレルギーを引き起こしてしまいます。

また、自律神経が乱れるとアセチルコリンという物質が分泌されることによって気道を収縮させ、ヒスタミンが放出されて気道の粘膜を刺激します。

アセチルコリンは、副交感神経の神経伝達物質として一般的に知られていますが、その他にも運動神経や交感神経の神経伝達物質として利用されています。アセチルコリンを神経伝達物質としている神経のことをまとめて、コリン作動性神経(こりんさどうせいしんけい)とも呼びます。

アセチルコリンは、運動神経の神経終末、交感神経と副交感神経の神経節、副交感神経(迷走神経)の神経終末、交感神経(汗腺のみ)の神経終末における伝達物質として機能しています。

一般的に知られているところでは、交感神経に関する神経伝達物質はノルアドレナリンですが、交感神経の節前線維ではアセチルコリンが伝達物質として機能しています。

すなわち、過剰なストレスを感じることで、自律神経が乱れ、アレルギー性の喘息と同じように気道が狭窄し呼吸困難や発作が起こると言われているのです。

ストレス性喘息の予防法

ストレス性喘息の原因は、ストレスです。

ですので、ストレスを溜めこまない生活を送ることが一番の予防法となります。

時間がないからと毎日シャワーで済ませている方は、ゆっくり湯船に浸かるだけでもリラックス効果がありますし、夜寝つきが悪いと感じたらストレッチをするのも一つの方法です。

また、趣味や友人との旅行など、ストレスの原因となる仕事や育児から離れる時間を作ることも大切です。

趣味を行う場合は、ノルマを課すものは避け、のんびりとマイペースで取り掛かれるものがよいでしょう。

さらに、水泳やウォーキングなどの軽い運動はストレス解消になるだけではなく、心肺機能を向上させるので喘息の予防に適しています。

仕事や作業で煮詰まったら、気分転換に散歩に出かける習慣をつけるとストレスの蓄積を防いでくれます。

喘息患者には、生真面目で完璧主義の人が多いように見受けられますので、何事にもいい意味での「いい加減さ」も必要かもしれませんね。

参考)
アレルギーとストレス

喘息(ぜんそく)を治す

アトピー性皮膚炎を治す

花粉症を治す

アレルギー性鼻炎を治す

アレルギー性結膜炎を治す