花粉症・アトピー・喘息等のアレルギー疾患を治す!

アトピー性皮膚炎の原因

アトピーの原因はひとつではない

アトピーの原因アトピー性皮膚炎は、「アトピー素因」と「肌(皮膚)の生理学的異常」 という二つの原因に、ストレスアレルゲンなどの「生活環境」が加わって発症すると言われています。

ダニなどのアレルギー物質によるアトピーアレルギー疾患と見なされますが、ストレスや乾燥肌といったアレルギー以外のアトピーもあります。

実際のところ、アトピー性皮膚炎の原因についてはまだ解明されていないこともありますが、皮膚のバリア機能が低下した乾燥状態に、アレルゲンの侵入(ダニ・ほこり・食べ物など)やストレスなどの多様な環境的要因が重なって起こると考えられています。

原因や症状には個人差があり、症状を悪化させる要因も人それぞれ異なるのがアトピー性皮膚炎の特徴です。

アトピー素因とは、遺伝的にアレルギー反応を起こしやすい体質を指し、 家族にアレルギーを持つ人がいる場合(家族歴)、他の花粉症気管支喘息などの アレルギー疾患に罹患している場合(既往歴)、 IgE 抗体を産生しやすい、副交感神経優位の状態等が含まれます。

アトピー素因を持つ人のことをアトピー体質の人、つまり、アトピーと呼ぶのですが、 花粉症喘息の人もアトピーに含まれます。

皮膚の生理学的異常とは、ドライスキン(乾燥肌)であるため、バリア機能が低下し、 外部からの刺激を受けやすくなっている状態です。皮膚の乾燥は皮膚の保湿因子であるセラミドの含有量が低下し、 水分を保持できないことが原因です。

アトピーの人は皮膚のバリア機能が健康な人に比べて弱いために、 外からの刺激の影響を受けやすくなります。その上、アレルギー反応を起こしやすい体質であるので、 刺激の影響は倍増してします。かゆみが起これば、 掻いて皮膚のバリアをさらに弱くしてしまうため、悪循環に陥ります。

このようにアトピー性皮膚炎の原因には、アトピー素因バリア機能が弱い皮膚状態などの「遺伝的な要因」と、アレルギー症状を起こす物質(アレルゲン)や皮膚への外部刺激など「環境的な要因」があります。

遺伝的な要因環境的な要因が重なったときに、アトピー性皮膚炎の症状があらわれると考えられます。

ただし、アトピー性皮膚炎の増悪原因や症状は人によってさまざまです。例えば、同じ化粧品を使っても、症状が起こる人と起こらない人がいますし、あるときは大丈夫でも、あるときは症状が出るということもあります。

また、そのときの体調や精神的な状態によっても異なることがあります。これはアトピー性皮膚炎が、一つだけでなくいくつもの要因が重なって影響する「多因子性」の病気であるためです。

子供のアトピー性皮膚炎の原因

子供のアトピーの原因アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児期に発症し、成長とともに治っていく傾向があります。ただし、大人になるまで続くことや、一度治った人が再発することもあり、再発した場合は治りにくいといわれています。

また、年齢に応じて症状の傾向が変化し、乳児期は頭や顔に多く、幼児期にかけてだんだんとからだや下肢に広がります。特に関節部分にできやすく、皮膚の乾燥が目立つようになります。思春期~青年期になると、顔や胸、背中、ひじなど上半身に湿疹ができやすくなります。

乳児で2ヶ月以上、幼児~成人は6ヶ月以上症状が続くと、アトピー性皮膚炎と診断されます。

ハウスダストなどに比べると、食べ物によるアレルギー反応は少ないのですが、小さな子供の場合は違っていて食べ物が原因の場合が多いです。特に赤ちゃんや幼児は消化器の機能が未熟なため、アトピー性皮膚炎アレルゲンとなる物質が大人に比べて反応しやすいと考えられています。

食べ物でアレルゲンとなりやすいのは卵、特に卵白です。他にも牛乳や乳製品、大豆や大豆製品、米、麦なども注意が必要です。小さいお子さんは3才を過ぎてくると消化器の機能が発達してくるので、食べ物によるアレルギー反応は少なくなります。

卵(特に白身)
牛乳、乳製品(ヨーグルト、チーズなど)
大豆(大豆油、豆腐、味噌など)
小麦(パン、うどんなど)

など

大人のアトピー性皮膚炎の原因

大人のアトピー性皮膚炎の場合、食べ物ではなく、環境が原因の場合が多いです。アトピーの原因となるアレルギーで多いのはハウスダストやダニ、カビです。家の中のホコリ(ハウスダスト)には、ダニがいっぱい潜んでいるので、かゆみの原因として高い割合をしめています。

その他、注意するのはカビ。ここ最近でピティロスポルム(マラセチア)という菌に対して陽性反応を示す人が増えて注目されています。このカビは誰の皮膚にも存在するのですが、顔、首、上半身の皮膚の脂の分泌が多く、かゆみやフケを発生させます。

ダニ
ハウスダスト(家のホコリ)
花粉(スギ、雑草など)
ペット(犬、猫など)
ホルムアルデヒドなどの化学物質
など
アレルギー以外のアトピー性皮膚炎

乾燥肌
清潔でない衣服を着ること
汗をかいたままで清潔でない状態でいること
清潔でない手で皮膚を掻くこと
ストレスや不規則な生活
など

以上のようなことが主な原因として挙げられます。

それ以外にも原因はもちろんありますので、 「コレを食べると、何だかかゆくなるな…」 「埃っぽい部屋に行くと、体がかゆくなる…」 といった心当たりがあれば、医師に必ず伝えましょう。

アトピー性皮膚炎の人は、皮膚のバリア機能が低下している状態なので、あらゆる刺激物が症状を悪化させる原因になります。主な刺激物とは、石鹸、洗剤、化粧品などに含まれる化学成分、添加物、乾燥、汗やアカ、汚れなどです。

また、疲れや緊張、悩みなどのストレスアトピー性皮膚炎悪化の要因として考えられます。受験から解放されたと同時に症状が改善されたり、転居等で環境が変ることによって改善されたりすることもあります。逆に新しい環境による緊張が、アトピー性皮膚炎の再発を引き起こす場合もあります。

体質は変えられなくても環境は変えられる

アトピー性皮膚炎は環境を変えれば改善可能遺伝的な体質を変えることは容易ではありませんが、環境を変えることはできます。

環境要因として考えられるのは、食生活の欧米化、ファーストフードや化学調味料、ダニ・ハウスダスト等のアレルゲンとの接触過多、ディーゼル粒子等の化学物質、ペットの毛、 喫煙、等々です。

これらの因子の影響した量や期間により、体内にIgE抗体が蓄積し、それが蓄積し一定量を超えたところで症状が発症するとされ、遺伝的にアレルギー体質の人は、このIgE抗体を体内に蓄積しやすいのだと考えられています。

これらの環境要因を可能な範囲で変えていくことによって、たとえアトピー素因を持っていたとしても、アトピーの症状を改善することはできるのです。

特に食生活を改善することは重要です。と言っても、ただアレルゲンを遠ざけるだけではなく、アレルギー体質を根本から改善する食事療法を取り入れれば、アレルギー体質を改善していくことは不可能ではありません。

アトピー素因をなくすことはできなくても、アトピーの症状が出ないレベルまで体質を改善することは可能なのです。

アトピー素因を持っている人でも、アトピーを発症しない人もいますし、発症しても完治した人だっています。

前述した通り、アトピー性皮膚炎は多因子性の疾患ですので、アトピーを治すためには、変えられるところを変えて、変えられないところは変える必要はないのです。

喘息(ぜんそく)を治す

アトピー性皮膚炎を治す

花粉症を治す

アレルギー性鼻炎を治す

アレルギー性結膜炎を治す