花粉症・アトピー・喘息等のアレルギー疾患を治す!

アレルギーとサイトカイン

サイトカインとは?

サイトカイン(cytokine) とは、免疫システムの細胞から分泌されるたんぱく質で、標的細胞は特定されない情報伝達をするものをいいます。

抗原が感作リンパ球に結合した時に、このリンパ球から分泌される特殊なたんぱく質の総称であり、これまでに、数十種類見つかっています。

代表的なものにインターロイキンインターフェロン、腫瘍壊死因子、ケモカイン、コロニー刺激因子、増殖因子などがあります。

いずれも、免疫系の調節、炎症反応の惹起、細胞の増殖や分化の調整、抗腫瘍作用に関係し、感染防御、生体機能の調節、細胞の増殖、分化、細胞死、あるいは創傷治癒など様々な疾患の発症の抑制に重要な役割を果たしています。

サイトカインとT細胞

アレルギーとは免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こる反応の総称であり、それを誘導する抗原をアレルゲンと呼びます。

アレルギー反応IgEの関係するⅠ型アレルギーから、感作されたT細胞の関与するⅣ型アレルギーまで知られています。

T helper 2(TH2)型反応は組織修復や寄生虫の排除には非常に重要な反応ではありますが、その反応が過剰になった場合にはアトピー性皮膚炎花粉症アレルギー性鼻炎アレルギー性結膜炎)、喘息などのアレルギー疾患を引き起こします。

T細胞アトピー性皮膚炎の炎症において中心的な役割をもつリンパ球の1つとされています。

T細胞は産生するサイトカインの種類によって大きくTh1細胞Th2細胞に分類されます。

アトピー性皮膚炎の急性期の病巣部位にはIL-4やIL-13と呼ばれるサイトカインを産生するTh2細胞が多く集まり、IFN-γを産生するTh1細胞はあまりみられないことから、アトピー性皮膚炎の初期炎症ではTh2細胞が重要な役割をもっていると考えられているのです。

サイトカインと免疫

病原体に対する免疫系の攻撃としては、主に好中球マクロファージなどの自然免疫系の貪食細胞による貪食作用、キラーT細胞による細胞傷害性物質の放出による宿主細胞の破壊、B細胞が産生する抗体による病原体の不活化などがあります。

このような免疫細胞の活性化や機能抑制には、サイトカインと総称される生理活性蛋白質が重要な役割を担っています。

サイトカインには白血球が分泌し、免疫系の調節に機能するインターロイキン類、白血球の遊走を誘導するケモカイン類、ウイルスや細胞の増殖を抑制するインターフェロン類など、様々な種類があり、今も新たな発見が続いています。

サイトカイン免疫系のバランスの乱れなどによってその制御がうまくいかなくなると、サイトカインストームと呼ばれるサイトカインの過剰な産生状態を引き起こし、ひどい場合には致死的な状態に陥ります。

サイトカインは本来の病原体から身を守る役割のほかに、様々な疾患に関与していることが明らかになってきています。

体内に侵入した抗原は樹状細胞などの抗原提示細胞によって取り込まれ,抗原提示細胞は抗原を分解・ペプチド化した後に、抗原を提示して T 細胞を活性化します。

抗原提示細胞T 細胞相互作用により活性化された T 細胞は,IL-4などの Th2サイトカインを産生し、その結果 B 細胞は抗体産生細胞となり、抗原特異的 IgE 抗体を産生します。

これがアトピー性皮膚炎花粉症喘息アレルギー性鼻炎アレルギー性結膜炎などのアレルギー疾患の感作ですが,この過程を含めアレルギー疾患の感作・発症には IL-4,IL-5,IL-13などの Th2サイトカインをはじめ、多くのサイトカインが関与しているのです。

研究者の間でも、サイトカインの理解は、アレルギー疾患のメカニズムを理解し、新しい検査法や治療法を発展させるために重要だと考えられています。

生された抗原特異的 IgE 抗体肥満細胞好塩基球に結合していますが、体内に侵入した抗原は肥満細胞上の IgE 抗体に結合します。

抗原は2つの IgE 抗体に結合し(架橋化),細胞内でリン酸化によるシグナルを発生させ、脱顆粒にてヒスタミンなどの炎症性物質を放出します。

ヒスタミンは知覚神経細胞や血管に存在する H1受容体に結合し、アレルギー症状を引き起こすのです。

喘息(ぜんそく)を治す

アトピー性皮膚炎を治す

花粉症を治す

アレルギー性鼻炎を治す

アレルギー性結膜炎を治す