花粉症・アトピー・喘息等のアレルギー疾患を治す!

花粉症の薬

花粉症治療薬の選び方

花粉症治療薬の効果と副作用花粉症の薬には、病院で処方される処方薬と薬局やドラッグストアで購入できる市販薬があります。2010年以降、今までは医療機関でしか処方できなかったと同じ成分が含まれる抗アレルギー薬が相次いで市販薬として販売されるようになりました。

それでは、市販薬処方薬の成分は何がどう違うのでしょうか。また、どう使い分けたらいいのでしょうか。

医療機関で処方される処方薬は、使用されてきた実績も長く副作用の報告データも多いため、比較的安全性は高いとされています。また、医師が症状原因に合わせての選択を行うため、効果がでやすいといえるでしょう。

初めて花粉症の薬を使用する場合は、まずは医療機関を受診して医師の診断をうけることをおすすめします。その後に自分の症状にあったの成分名がわかれば、同じ成分を使用した市販薬を選択してもいいかもしれません。

花粉症治療薬の使い方

花粉症の治療は、以前は花粉が飛び始める1週間ほど前に始めるのがよいと言われてきました。しかし、いまの多くのは、花粉が飛び始めたとき、あるいは症状が少しでも出てきたときに始めればよいと考えられています。

花粉症治療薬は日々進歩していますが、最近の研究の結果、花粉の飛散日からを飲み始めても、飛散日の前から飲み始めるのと効果がそう変わらないことがわかりました。

特に、代表的な飲み薬である第2世代抗ヒスタミン薬は、効き目が出るのがとても早く、飲んで20~30分で効果が出ると言われています。

花粉症治療薬の選び方は、症状がくしゃみ・鼻水が中心か、鼻づまりが中心かで異なってきます。

くしゃみや鼻水が中心の場合は、第2世代抗ヒスタミン薬が第1選択肢になります。一方、鼻づまりが中心であれば、抗ロイコトリエン薬などが選択肢になります。

鼻に噴霧するタイプのステロイド薬はかつて、症状が重い人向けのという位置づけでしたが、最近では初期の段階での治療の選択肢に加わっています。現在のステロイド点鼻薬は血液中に移行しにくく、安全性が高まってきたためです。

抗アレルギー薬

花粉症に抗アレルギー薬花粉症アレルギーの原因物質であるヒスタミンの働きによりくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、など多くの症状が引き起こされます。抗アレルギー薬はこのヒスタミンの発生と放出を抑えることにより症状を軽くし、また症状が出始めるのを遅らせる効果があります。出てしまったヒスタミンを抑えるのではなく、ヒスタミンの発生そのものを抑えるので予防的効果が期待出来ます。

花粉の飛び始める2週間くらい前から飲み始め、シーズン中は切らさずのみ続けるようにします。それほど強力なではありませんが、副作用の少ないが多くほぼシーズン中は飲み続けることが出来ますし、症状の軽い方であれば抗アレルギー薬のみでも症状が軽くなることが十分期待できます。

抗アレルギー薬は非常に多くの種類がありますが、効き目や副作用(眠気など)は個人差があります。ある方にはAという薬が良く効き、別の方にはBという薬の方が良く効く、というようなことが往々にしてあります。

そのため、効いていないと感じたら医師と相談しながらを替えてみるのも一つです。

副作用が少なくて効果の高い自分に合ったを見つけることが出来れば、それに越したことはありません。

なお、抗アレルギー薬でも抗ヒスタミン効果のあるものとないものがあります。

抗ヒスタミン効果のある抗アレルギー薬塩基性抗アレルギー薬といい、下記の薬がそれに相当します。

塩基性抗アレルギー薬・・・アゼプチン、アレロック、セルテクト、レミカット(ダレン)、ザジデン、アレジオン、エバステル、ヒスマナール、ジルテック、アレグラ、タリオン、ゼスラン(ニポラジン)、クラリチンなど。

それに対し、抗ヒスタミン効果を持たない抗アレルギー薬酸性抗アレルギー薬といい、下記の薬がそれに相当します。

酸性抗アレルギー薬・・・リザベン、アレギサール(ペミラストン)、ソルファーなど。

現在はほとんどが前者の抗ヒスタミン効果のあるタイプが使われており、予防効果と即効性の抗ヒスタミン効果を併せ持つ塩基性抗アレルギー薬「第二世代抗ヒスタミン薬(第二世代ヒスタミン拮抗薬)」と呼びます。

抗ヒスタミン薬

花粉症治療薬の定番!抗ヒスタミン薬花粉によって発生したヒスタミンの働きを抑えます。古くからあるで、病院で処方されるポララミンなどの他、市販のに多く含まれています。

ヒスタミンの働きに直接的に作用するため、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどがひどいとき、花粉の飛散の多い日などに即効的な効果が期待できます。

また、すでに出てしまった症状に対しても効果があり、抗アレルギー薬に比べて明らかな症状の改善を体感出来ます。

抗ヒスタミン薬は効果が高いですが持続時間が短く、そのままではあまり長時間の効果は期待できません(4~6時間程度)。そのため、ポララミン復効錠や市販の鼻炎カプセルなどは、2層構造にしたり、溶け出す時間の異なる2種類の顆粒を配合したりして、即効性と持続性の双方を持たせています。

また、抗ヒスタミン薬はくしゃみや鼻水に対しては効果があるものの、鼻づまりに対してはほとんど効果がありません。

副作用は眠気、口の渇き、倦怠感などがあり、抗アレルギー薬に比べると強く感じる場合が多いです。

主成分として最もよく使われているマレイン酸クロルフェニラミンはそれほど眠気は強くない方だとされていますが、睡眠薬代わりになるような強い眠気を持つ抗ヒスタミン薬に比べれば「少ない」というだけであって、人によってはかなりの強い眠気を生じます。

市販の鼻炎カプセルなどに「乗り物の運転、機械の操作など危険を伴う作業は控えてください」と書かれているのはこのためです。

なお、点眼、点鼻用としてはほとんど副作用もなく最も即効性があるため、市販薬にも良く使われています。

なお、抗アレルギー薬のうち、抗ヒスタミン作用をもつものを第二世代抗ヒスタミン薬と呼びますが、それに対しこちらの古くからある抗ヒスタミン薬を「第一世代ヒスタミン薬(第一世代ヒスタミン拮抗薬)」と呼びます。

第一世代の抗ヒスタミン薬で市販されているものにはプレコール持続性鼻炎カプセルLXパブロン鼻炎錠S、第二世代にはアレグラFX(医療用医薬品名:アレグラ)・アレジオン10(医療用医薬品:アレジオン)・ストナリニZ(医療用医薬品名:ジルテック)などがあります。

ステロイド(副腎皮質ホルモン剤)

ステロイドとは、本来人体の副腎皮質で分泌されているホルモンを人工的に作り出した薬剤で(正確にはステロイド薬)、ヒスタミンによって引き起こされた鼻の粘膜の炎症、目の結膜の炎症を鎮めます。

また免疫系など組織の反応性を低下させる作用を示し、アレルギー反応も抑える働きをします。効果は非常に強力で、花粉症だけでなく多くの疾患での最後の切り札的な存在です。

主に点眼薬点鼻薬として使われていますが、症状の重い場合は内服薬のセレスタミン抗ヒスタミン薬との配合剤)なども広く使われています。

純粋なステロイド薬であるプレドニンも使われることがありますが、5mg錠ではセレスタミン錠のほぼ2倍のステロイドの強さに相当します。

ただし、セレスタミンに含まれるベタメタゾンは長期作用型、プレドニンは中期作用型のため、プレドニンの方がピンポイント的に使いやすいともいえます。

ステロイド薬の効果は非常に強力で、抗ヒスタミン薬に比べても明らかに症状の改善がみられます。抗アレルギー薬抗ヒスタミン薬でほとんど症状の改善がみられなかった重症の花粉症患者でも効果が期待できます。ステロイドを使うと自分が花粉症であることを忘れてしまうことすらあります。ただし、抗ヒスタミン薬ほどの即効性はなく、効果が現れるまで1~2日を要します。(セレスタミン抗ヒスタミン成分が配合されているので即効性あり)

強力な効果を持つ反面、ステロイド薬には強い副作用があります。本来体が持っているホルモンを人工的に与えることになり、体の様々な機能のバランスに影響を与え、感染症、胃潰瘍、骨粗鬆症、抑鬱、その他様々な副作用が生じ、長期大量投与後に急に中断したりすると副腎の萎縮によるリバウンドの危険もあります。花粉症で使用する程度の量であればあまり心配しすぎることはありませんが、あまり長期に渡っての使用は控えた方がいいでしょう。

いずれにせよ、花粉症では少量のステロイドにとどめるのが通常で、セレスタミンであればセレスタミン錠x1~2錠/日、プレドニンならプレドニン5mg錠x1錠/日、程度で十分な効果を発揮します。

ステロイド点眼薬とステロイド点鼻薬

花粉症治療用点鼻薬ステロイドを点眼、点鼻に使う分には短期間であればあまり気にしなくても良いようですが、やはり長期に渡っての使用は避けた方が無難です。

目や鼻の感染症、鼻の粘膜が弱くなったり、緑内障の原因になったりすることもあります。怖がりすぎる必要はありませんし、花粉症の症状が重い場合には使用した方が良いことも多いです。

どんなでもそうですが、基本的に薬は「効果副作用」と判断できるときに使用するものです。副作用のリスクを避けるためにはなるべく短期間でピンポイント的に使用し、漫然と使用しないことが必要です。

市販薬では、コンタックR鼻炎スプレー<季節性アレルギー専用>やナザールαAR<季節性アレルギー専用>があります。

ステロイド注射について

ステロイドには内服、点眼、点鼻の他にケナコルトA筋注、すなわちステロイドの注射がありますが、これは慎重に慎重を重ねるべきものです。

注射一本で花粉症シーズンを楽に過ごせる、との触れ込みで一時期流行りましたが、ステロイドの注射は内服に比べてはるかにリスクが高いということを理解しておく必要があります。

ステロイドでも内服薬であるセレスタミンなどは、服用して数日で代謝により薬剤が体から出ていきます。そのため、花粉の飛散量に合わせて数日単位でステロイドの量をコントロール出来ますし、万が一思わぬ副作用が出たときも服用をやめれば最悪でも副作用はその数日間だけで済みます。

しかし注射はそうはいかず、効果が1ヶ月持続する代わりに副作用も1ヶ月続きます。重篤な副作用が生じた場合もが排出されるまでの1ヶ月、常に副作用に悩まされることになります。

そのため日本アレルギー学会でも「花粉症に対するステロイド注射は望ましくない」ということを警告しておりますし、余程特殊な事情でどうしても必要ということでもない限り安易なステロイド注射はすべきでありません。使用にあたっては医師から十分な説明を受け、リスクについてもよく話し合うことが不可欠です。

ステロイド注射の薬品名は、「ケナコルト」、「デポメドロール」等です。

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