花粉症・アトピー・喘息等のアレルギー疾患を治す!

アレルギーとヘルパーT細胞

ヘルパーT細胞とは?

リンパ球には、T細胞と、抗体(免疫グロブリン)を産生するB細胞とがあります。T細胞は、骨髄の幹細胞に由来し、胸腺で分化する免疫細胞です。

T細胞は、同じ骨髄幹細胞由来のB細胞と形態的に酷似しています。機能をもとに4種類に分類でき、B細胞抗体産生細胞への分化を助けて免疫反応を調節するヘルパーT細胞、抑制するサプレッサーT細胞アレルギー反応を誘発するエフェクターT細胞、標的細胞を破壊するキラーT細胞が存在すします。

ヘルパーT細胞は、抗原の種類によって、Th1細胞になるか、Th2細胞になるかが変わります。Th1細胞Th2細胞とは免疫に関係するリンパ球です。

細菌・ウィルス担当のTh1細胞

Th1細胞は、細菌やウィルスなどの異物に対して反応します。敵を退治するためにB細胞へ「どんな敵なのか」を知らせ、抗体(武器)を作るよう指示を出します。

B細胞は、作った抗体で敵を退治していきます。一方で、1度作った抗体は記憶しているため、同じ敵が二度と侵入してこさせないように見張ります。(抗原抗体反応

Th1細胞は、B細胞だけでなく、キラーT細胞NK細胞マクロファージなどの細胞を活性化(指示を出す)させて、細菌やウィルスを食べてやっつけたり(貪食作用)、ときには武器(消化酵素など)を用いて破壊したりします。

Th1細胞が指令を出す際に分泌するのが、「IFN-γ(インターフェロンガンマ)」というサイトカイン(生理活性物質)です。

このサイトカインによる指令がなければ、B細胞キラーT細胞たちは敵を攻撃することができません。

花粉やダニ、ホコリなどのアレルゲン担当はTh2細胞

Th2細胞は、ダニやカビ、花粉などのアレルゲンに反応します。B細胞を活性化させて、抗原を退治するため抗体をつくります。

その際、指令物質として、Th2細胞からは「IL-4(インターロイキン4)」が分泌され、B細胞に抗体を作るよう指示を出します。

免疫バランスが崩れ、Th2細胞が過剰になるとアレルギー症状が起こるのです。

しかし本来、身体は、どちらか一方の反応が過剰にならないように、それぞれの細胞から分泌される「IFN-γ」と「IL-4」のサイトカインがお互いの働きを抑制し合うようにも働いています。そうして、Th1細胞Th2細胞による獲得免疫のバランスは保たれているのです。

Th1優位でアレルギー改善

Th1細胞より、Th2細胞が優位に働いている状態では、IgE抗体産生が増加し、アレルギー体質に陥りやすいと考えられています。

Th1細胞は、ガンやウィルスと戦う免疫システムですから、Th2細胞が優位になるということは、アトピー性皮膚炎喘息花粉症などアレルギー疾患になりやすくなると同時に、ガンになりやすくなったり、インフルエンザにかかりやすくなったりしてしまうわけです。

菌体成分(Pathogen-associated molecular pattern:PAMP)は、樹状細胞に作用し、Th0細胞(ナイーブTh細胞)のTh1細胞への分化を促進し、Th1細胞優位の状態にし、アレルギー体質改善します。

納豆、ヨーグルト、などの食材を摂取すると、アレルギー体質改善されると言われるのはそのためです。

Th2優位になる原因

腸内細菌バランスが、「悪玉菌」優位に傾いていること

腸の粘膜に未消化のタンパク質が入ってくると、腸内環境の悪化からTh2が活性化します。Th2は抗原が寄生虫やバクテリアなど血液と組織に関係するときに働き、IgE抗体を活発にします。あまりたくさん入ってくると、必要以上に活発となったTh2の指令をうけロイコトリエンヒスタミンが過剰に分泌され、炎症が進んでしまうことになります。

腸の善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌、エンテロコッカス菌など)は、「Th1を優位にして免疫バランスを整える」働きが確認されており、Th2の過剰状態改善には、まず腸内細菌バランスの改善が必要になります。

カルシウム不足 

細胞内外を隔てる細胞膜にはカルシウムチャネルと呼ばれる門があり、この門はある種の刺激により開閉して細胞膜内外のカルシウム濃度に変化を生じさせます。

カルシウムはこの変化を通して神経刺激の伝達や筋肉の収縮、細胞の分裂・分化、血液凝固、内分泌細胞のホルモン分泌、たんぱく質の合成、遺伝子発現の調整など様々な生理作用に関わります。

ですので、カルシウムが不足すると免疫細胞間の情報伝達がうまくできなくなります。

他にもTh2細胞が優位になってしまう原因として

ストレス、 
・ホルモンバランスの乱れ、 
自律神経の偏り、 
・環境ホルモンの摂取(エストロゲン様作用)、
などが指摘されています。

Th2優位からTh1優位へ

Th2細胞へ免疫が偏ってしまうという体質は、先天的なものではありません。
Th2細胞への偏りを正す対策は、

腸内環境を整えること
カルシウムを十分取ること
・規則正しい生活を心がけ、自律神経を整えること
有害ミネラル、有害物質をなるべく身体に入れないこと

等々、生活習慣と食生活の改善で、免疫バランスを整えていくことが大切です。

免疫バランスがTh2に偏っていることが、アトピー性皮膚炎花粉症喘息等のアレルギー疾患原因ですので、それらを改善していけばアレルギー疾患も改善していくこと、そして完治することさえ可能なのです。

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