花粉症・アトピー・喘息等のアレルギー疾患を治す!

アレルギーとIgA抗体

アレルギー症状を抑制するIgA抗体

免疫に関与する抗体、つまり、免疫グロブリンはIgA、IgE、IgM、IgG、IgDの5種類があります。これらは、抗原の刺激を受けたBリンパ球によって作り出されるタンパクで、抗体として機能します。このうち、主にアレルギーに関与するのは、IgE抗体(免疫グロブリンE)IgA抗体(免疫グロブリンA)です。

IgA抗体は、血液中のみならず、分泌液(母乳:特に初乳に多く、涙、気管支粘液、腸管粘液など)の中にも存在し、粘膜局所の免疫防御作用などの重要な役割を果しています。このIgAの量を知ることは、体内における免疫力がいかに機能をしているかを判断する目安になります。

気道や腸管などは異物が入らないよう粘膜のバリアで守られています。IgA抗体は、粘液の中へ分泌されバリアとして重要な役割を果たしています。

花粉等の異物が鼻の中に入ると、まず粘液で捕まえられます。IgA抗体は、それが逃げないようにしっかりと包み込み、鼻の中にある繊毛で、花粉症等のアレルギー症状を起こすことなく、体外へ運び出すのです。したがって、IgA抗体はたくさんあったほうがいいということになります。

IgA抗体が少ないと、アレルギーになりやすい条件下にあり、一般的に食物アレルギーをもつ乳幼児アトピー性皮膚炎では、血清IgA値が低いことがよく知られています。

母乳に多く含まれるIgA抗体

母乳、特に初乳には、IgA抗体が多く含まれています。新生児は、IgA抗体をほとんど持っていなませんが、生後7-8ヶ月頃から盛んに分泌されるようになり、3~4才くらいまでは増加し続けます。

産後2~3日に分泌される母乳を「初乳」といいます。母乳が多く出なくても、免疫物質が豊富に含まれています。それを赤ちゃんがしっかりと飲むことで、それ以降の感染症などに対する防御反応を作り上げていきます。その後、成乳となり、免疫物質は初乳ほど濃くはなくなりますが、断乳(卒乳)までずっと分泌され続けます。

これが赤ちゃんは、母乳で育てたほうがいいと言われる所以です。また、離乳食はあまり早く与えすぎない方がいいでしょう。生後1年以上が望ましいです。IgA抗体があまり分泌されていない時期に、卵、牛乳、大豆などのアレルゲンを与えると、アレルギーを発症させる危険性が高まるからです。

一般的に、生後半年をすぎると、母乳には免疫がなくなるし、栄養分もほとんどなくなるから、授乳をしても意味がないと考える人が多いようですが、実際はそんなことはありません。

確かに、初乳に比べると、IgA抗体の量は明らかに減りますが、ゼロにはなりません(産後4ヶ月目でも、0.5g/日の分泌があります)。断乳をするまで、微量ながらも絶えず、抗体が供給されているのです。

栄養学的には、初乳から断乳時までほぼ同じというデータもあるようです。ちなみに、上記の、「生後半年で免疫が切れる」というのは、胎生期に母親からもらった抗体のことであり、育児法の違いに関係なく、どの赤ちゃんにもいえることです。

ただし、成長とともに、自分で作ったIgA抗体が機能しはじめ、アレルギーを治す力が強くなります。ちなみに、生後まもなくは0に近い状態ですが、生後2ヶ月頃から分泌がはじまり、徐々に増えて、生後8~10ヶ月頃から盛んに分泌されるようになります。

アレルギー改善にはIgA抗体を増やしIgE抗体を減らす

アレルギー症状を改善するには、IgA抗体を増やし、IgE抗体を減らすようにするべきです。

そのためには、腸内環境が大きく影響します。通常、腸内では、免疫細胞が集ったパイエル板という部分で、到達した物質を何でも取り込み、マクロファージが有害物質かどうかを判定しています。もし、体内に入った異物がマクロファージによって有害物質と判断されると、これを近づけないために粘膜にバリアが張られます。このバリアがIgA抗体なのです。

アロエやフコイダンがアレルギーにいいと言われる理由

アロエ、フコイダンなどに含まれる多糖体が、パイエル板に取り込まれると、糖同士が固く結合しているために、分解されないままになります。

そのため、マクロファージはこれを異物と判断し、IgA抗体が分泌されます。IgA抗体が血液に入って全身へ流れ、鼻の粘膜も強化されるのです。

IgE抗体を減らすには、腸内へ流れ込む異種たんぱく質を減らすのが一番です。異種タンパク質が分解されないまま腸内に吸収されると、Th2細胞は外敵が進入してきたと判断し、IgE抗体を過剰に働かせます。

活性化したTh2細胞は、鼻の粘膜でも異種タンパク質である花粉などに過敏に反応し、アレルギー性鼻炎花粉症を引き起こすのです。

IgE抗体を減らすには、ヨーグルトやキムチなどの乳酸菌を摂ったり、乳酸菌の餌となるオリゴ糖を摂ったりして、腸内の悪玉菌を減らすことも重要です。悪玉菌が増えると、腸内の粘膜を傷つけボロボロの穴だらけにし、異種タンパク質が腸内に進入しやすくしてしまうからです。

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