花粉症・アトピー・喘息等のアレルギー疾患を治す!

減感作療法(免疫療法)とは?

感作とは?

体がアレルギーを起こす物質(アレルゲン)に反応することを「感作(かんさ)」と言います。

感作療法とはアレルギー症状を起こす原因物質花粉症の場合はスギ花粉など)のエキスを、長い時間をかけ少しずつ注射し、 体を徐々に慣れさせて感作しないようにしていく治療法のことです。

2~3年と長期間にわたるため根気が必要なほか、治療を行える医師や病院が限定されますが、成功すればそれ以降はなしの生活が期待できるという点で注目されています。

アメリカでは、花粉症はもちろん、ダニなどのアレルギー治療でも広く一般的に行われています。

減感作療法のメカニズムとしては、アレルゲンに対するIgEの値が減少したり、ヒスタミンなどのアレルギーの症状を起こす化学物質が出てこなくなったり、アレルゲンに対するIgEを抑える物質が体の中で作られIgEの働きをブロックすることによって、アレルギー反応が起こらなくなると言われています。

どんな症状が減感作療法に向いているのか?

では、具体的に、どのようなアレルギーの症状に減感作療法がおこなわれるのでしょうか?

喘息

喘息症状がダニなどのアレルゲンによるもの
アレルゲンの回避が不可能で適切な治療でも喘息発作が起こる場合

アレルギー性鼻炎

通常の薬物療法ではコントロールできない場合
経口抗ヒスタミン薬や局所薬物療法で症状を十分にコントロールできない場合
本人が薬物療法を望まない場合
薬物療法で副作用が出る場合
長期間の薬物療法ができない6歳以上の患者

過去にハチ毒によるアナフィラキシー反応などを起こした養蜂業者など、職業上、アレルゲンを除くことができない場合。

しかし、減感作療法は、免疫や心臓の病気、高血圧のある人、5歳以下の子供、妊娠している人にできません。

そして、アトピー性皮膚炎には、減感作療法には向いていません。

というのも、アトピーの原因は、様々で、1つのアレルゲンだけを免疫療法で抑制しても、治りにくいことが挙げられます。

またアレルゲンを皮下注射すると、皮膚への刺激で、かゆみが増す場合があります。

一方、喘息・鼻アレルギーで、花粉・ダニ・ハウスダストが原因の場合では、70~80%に有効であったという報告があります。

減感作療法の問題点

減感作療法の問題点は何といっても治療期間が2~3年と長期に及ぶことです。

治療開始当初は1週間に1~2回のペースで注射をしに通院しなくてはなりません。

ごく少ない量のアレルゲンの注射から初めてだんだん量を増やしていきますが、最大量になるまでには2~3ヶ月かかります。

最大の量に達した後は、毎回同じ量で1週間に1度、2週間に1度、1ヶ月に1度とだんだんとあいだを開けて続けます。

1ヶ月に1度のペースで2年くらいは続けていくことになります。途中でやめてしまうと効果も十分出ません。

しかも、最後まで続けることができたとしても残念ながら必ず治るわけではありません。

減感作療法がうまくいき、アレルギーの症状が改善するのは80%程度であるといわれています。

また、減感作療法に熟達した医師の数も少なく、どこの病院でも治療が受けられるわけではありません。

舌下免疫療法

減感作療法と同じく免疫療法で最近注目されているのが舌下免疫療法です。

舌下免疫療法とは、スギ花粉症患者を対象に、舌下免疫療法治療薬シダトレン」を舌の下に滴下していってアレルゲンに反応しないようにしていく免疫療法です。

減感作療法のように注射をする必要がないので、自宅で行えることが魅力ですが、減感作療法と同じく2~3年の長期にわたって治療を行う必要があります。

また、減感作療法の改善率は7~8割程度と言われ、必ずしも治る保証がないという点でも減感作療法と同じです。

参考)舌下免疫療法

喘息(ぜんそく)を治す

アトピー性皮膚炎を治す

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