花粉症・アトピー・喘息等のアレルギー疾患を治す!

対症療法と原因療法

アレルギー治療の目的

表面的な症状の消失、あるいは緩和を主目的とするのが「対症療法」、症状の原因となる疾患そのものを制御する治療が「原因療法」です。

完全回復や再発防止のためには原因療法が必要になりますが、事情によりそれがとれない時に対症療法がとられます。

以下にそれぞれ詳しく解説します。

対症療法

対症療法とは、何かしらの症状がある場合に、その症状を一時的に和らげようとする治療法の事で姑息(こそく)的療法とも言われることがあります。

末梢的な治療法で病気そのものを治すわけではないと軽視されることもありますが、軽症の場合や心身症の傾向の強い症例等、原因不明、あるいは原因除去の困難な場合は、患者の訴える症状を軽減し、自然回復能力を助長するほか、条件反射などの立場からみれば,悪循環の処理法として意義があるという見解もあります。

例えば…

頭が痛い⇒頭痛止めを処方
熱がある⇒解熱剤を処方
下痢をする⇒下痢止めを処方

…といった治療法の事を指します。

一方、細菌によって肺炎をおこした場合の抗生物質の使用は、原因である細菌の繁殖や活動を抑制する目的であり、原因療法になります。また、癌の手術的除去や放射線治療は原因療法に含まれます。(あくまでも西洋医学的な見方ですが)

アレルギーの場合、抗ヒスタミン薬やステロイドによる治療は典型的な対症療法です。

ステロイドの薬理作用は「抗炎症作用」で、これがアトピー喘息花粉症等のアレルギー疾患症状をおさえてくれるわけです。

しかし、ステロイドは決して疾患そのものを治している訳ではありません。ステロイドは、あくまでも炎症を予防したり抑えたりするためのもので、アレルギーの原因を取り除くではないからです。

■原因療法

何かしらの症状がある場合に、その症状の根本的な原因を取り除いて完治を目指す治療法で、根治療法とも言います。原因療法により原因が取り除かれると、少し遅れて症状が改善してきます。原因が取り除かれますので、いずれ症状は完治することになります。

アレルギーに対する原因療法としては減感作療法(アレルゲン免疫療法)があります。また花粉症アレルギー性鼻炎には舌下免疫療法も用いられます。

対症療法と原因療法の使い分け

例えば、風邪で下痢をするからといって安易に下痢止めの服用を勧めたり、熱があるからといって安易に解熱剤の服用を勧めたりする医者は、ヤブ医者だと言われます。

何故なら、下痢をしたり、熱が出たりするのは、体内から病気の原因となっている有害な細菌・ウイルス等の病原体を追い出そうとする、人体の本能的な働きだからです。

吸収よりも排泄を優先する事によって病原体を体外へ追い出そうとし、体温を上げる事によって免疫細胞を活性化して病原体をやっつけようとしているのに、それらを薬で止めてしまうと、かえって逆効果になってしまう可能性もあるわけです。

この場合の正しい治療法は、まずは『対症療法』として、下痢止めは脱水症状を避けるもの・解熱剤は体温の上がり過ぎを抑えて脳へのダメージを防ぐもの…といった目的でのみ処方する事です。

そして『原因療法』として、根本的な原因となっている病原体に効く薬を処方する、あるいは体の免疫力に期待して無駄に薬は処方せず、体の療養の仕方を指導する…

といった治療を行う事になります。

この様に、対症療法原因療法とを併用するというのがポイントです。対症療法原因療法は、相反する治療法ではなく、相互に補完し合うためのものなのです。

どちらの治療法も究極の目的は、自然治癒力を回復させることなのです。

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